プログラムの管理単位となります。前回のプログラム環境構築の際に、皆さんに作ってもらったものです。
プログラムは、プロジェクトという単位で管理されます。
まあ、『VCで新規にプログラムを作る際は、まずプロジェクトを作るんだ〜』という程度の理解でOKです。
プログラムが書かれたテキストファイルの事です。ソースファイルには、2種類あり、拡張子が".cpp"と".h"のファイルがあります。
各ファイルについては次回以降で説明します。
コンピュータは、人間と違って、0と1以外は理解できません。従って、ソースファイルに書いたプログラムをそのまま、
コンピュータに理解させて動かす事はできません。もし、ダイレクトにコンピュータが理解できる
プログラムを書こうと思ったら以下のように、0と1の羅列をひたすら繰り返し書く事になります。
001100111010100000111101011000110011101010000011110101101111011110… ←こんな感じになります…
普通の人はこんな数字の羅列を見て、『この処理は○○してるね★』なんて判る訳ありません(稀に理解できる人もいますが……)。
そこで、とりあえず人間でも分かる言葉でソースファイルを書きそのファイルを、コンピュータの言葉(0と1だけの言葉)に
翻訳させるようにします。このソースファイルをコンピュータでも分かるように翻訳する物をコンパイラと呼び、
翻訳する作業の事をコンパイルといいます。なお、コンパイルによって作られたファイルは、オブジェクトファイルまたは、
中間ファイルと呼ばれます。
ソースファイルに書かれたプログラムをコンパイラが変換したものです。VCでは、ビルドボタンなどを押せば簡単に実行ファイルまで
作られる事になるので初心者の方は余り意識する必要がありません。
ソースファイルは確かに、コンパイル作業でコンピュータに理解できるように訳されるのですが、通常それだけでは、命令がぜんぜん
足らないため、プログラムの実行まで処理が進みません。
そこで、VCではあらかじめプログラマが使いそうな機能が用意されております。これらの機能をコンパイルで作った
ファイル(オブジェクトファイル)に組み込む事によって実行ファイルを作成します。
このあらかじめ用意されていた、ファイルはライブラリファイルと呼ばれ、これらをプログラムに組み込む作業を
リンク作業と呼びます。このリンク作業を経て実行ファイルが作られます。
あらかじめ、よく利用すると思われる機能をまとめたファイルの事です。このライブラリは、VCが提供するものも
あれば、WindowsなどのOSがあらかじめ持っているもの、更には独自に作る事なども可能です。
複数のソースファイルから実行形式のプログラム(=EXEファイル)を作成する事を言います。
実行可能なプログラムが記載されたファイルの事です。拡張子がexeとなっているため、exeファイルと呼ぶ人もいます。
プログラム中に不具合を起こす部分の事です。昔々コンピュータが非常に大型だった頃、虫が原因でコンピュータが
不具合を起こした事から不具合=バグと呼ばれるようになったそうです。
プログラムの不具合を見つける作業の事です。VCのデバッグ機能は非常に優秀で、デバッグ中にプログラム内部の値を見たり、
特定の場所にブレイクポイントと呼ばれる意図的にプログラムを止める処理を設定したりする事ができます。
C言語の特徴は、OSが作れるぐらいの強力なツールでありながら、人間が理解しやすい言語でプログラミングが組める事です。
シープラプラと読みます。C言語をちょっとだけ進化させた言語という意味です。ちょっとだけ進化した部分は、
オブジェクト指向と呼ばれる機能が追加された事をいいます。オブジェクト指向は慣れれば便利なのですが、
非常に難解なので、今の段階では気にする必要はありません(現役プログラマでもオブジェクト指向でプログラムを
書けない人は多くいるぐらいです)。また、C++はC言語を含んでいるので、『C言語の機能しか使わない!』と
いう人もC++を使って問題ありません。
マイクロソフトが作ったC言語開発用ソフトです。マイクロソフトが作ったので、WindowsシリーズのOSと抜群に相性が
良いのが特徴です。そのため、Windows上で動くPCソフトをC言語で開発する際には必須ソフトとなっています。